あわまんじゅう
何気なく通りかかったデパ地下の東北応援フェアで製造販売をしていて思わず買ってしまいました。おもしろかったんですよ、作り方が。
大きな陶製のボウルに黄色に粒々のパラパラしたものがいっぱい、お隣にはこし餡のボウルとへら。職人のお父さんが小さくて丸いぐい飲みみたいな器に手でぎゅ、ぎゅっと黄色いものを詰めます。そこにへらで餡をひとすくい、さらに黄色いので覆ってぎゅーっと押さえたかと思うと、かたわらの蒸篭にぽんと裏返して落としていきます。こうして1個ずつ蒸篭に並べているのを、思わずジーーーーっとガラス越しに眺めてしまったわけです。そしたら、お隣の売り場を指差されて、なるほど、蒸したものを売っているのね、と納得。
京都にはあわ餅という名物があるので、あわのお菓子って結構なじみがあるのですが、これははじめて見ました。調べてみたら福島県柳津の特産品(→福島県柳津特産品)でかなり有名&いろいろなお店が軒を並べているらしい。
なんでも虚空蔵さん(→福満虚空蔵尊円蔵寺)の門前で、災害に「あわ」ないように生まれた縁起物だとか(→会津ブランド館)。あわ独特のプチプチ感があって、砕いたもち米と一緒になっているようで、「もちっとしているのよ」と宣伝していましたが、あわ餅と似た感じの外側に、あまり甘くない漉し餡入り。あわ餅好きなら絶対好き、だと思います。ほんわか蒸したてがやわらかくていいようです。
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